昔、仕事で三洋電機の8ビットPC MBC-200を使っていた。CP/M上でPascal MT+を走らせてZ80用の組み込み用ソフトウェアなどを作成していた。ROM,RAM領域を別々に指定でき便利だった。448,000円とずいぶん高く感じるが、当時はCRTやFDDも価格が高かったので全部入りと考えると割安だったのかもしれない。また5.25インチFDDが2DDで容量の大きさも魅力だったような気がする。


写真に写っているのは私で、何かの波形をオシロで見ている。私の奥にMBC-200本体とキーボードが見えている。左上のベージュとオレンジのキーはROMライターだが側面の2段のフラットケーブルコネクタが気になりZ80 ICE兼用だった?と検索したらやはりROMライター兼Z80 ICE(インサーキットエミュレータ) コンピュータリサーチ社CRC-80WXだった。Z80組み込みボードを設計し作成するまでは良いがモニタプログラムも外部との通信手段も無くデバッグできない。そこでこのZ80 ICEの出番、CPUソケットにCPUではなくICEのエミュレータープラグ?を挿しCPUの振る舞いをさせながらデバッグするのである。
左の角ばったCRTターミナルみたいなのはおそらくこのボードをボードだけ個人輸入して裸のCRTモニタと一緒にケースに入れ組み立てたCP/Mマシン。奥の銀色の箱はそのCP/Mマシン用に中古の8インチFDDを2台買って組んだもの。どうして5.25インチFDDでは無く巨大な8インチFDDにしたのか不明。こちらのCP/Mマシンは仕事とは関係なく個人で買った物だが家に置き場がなく仕事場に置いてあったのかも。
ちなみにこのCRTターミナルみたいなケースの背の低いモデルをLMD-649で使用した。