六本木 The Bee こぼれ話 1979

The Beeで使用していたレーザーはSP(スペクトラ・フィジックス)製のクリプトンガスレーザーで3相200V電源と冷却水(水道蛇口全開以上の流量)を必要とし、ベースは金属製だがレーザー管本体は外側の水冷ジャケットも含め総ガラス製でパッと見完全に実験器具の印象の物。

ある日、調整だったか見学だったかで日本代理店丸文の技術の方が来られたことがあった。日本初のディスコ設置に興味津々という感じで、完全に見学モードの女性社員の方も一緒だった気がする。当時他の納入先と言えばおそらく企業か大学の研究室だったのではないだろうか。

その時に聞いた話。その技術の方は1970年大阪万博鉄鋼館スペース・シアターに設置されていたレーザーディスプレー(私も中学生の時に観た!)の面倒を見るために常駐されていてなかなかおいしい仕事だったとのこと。大企業が大金を投入していたのだから待遇も良かったのだろう。

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