突然解けた「オレンジ」の謎 2019

現在ヤフオクに以下の出品がある。

■ Orange-98 ■ YMO レコーディング・サンプラー ■ PC9801拡張ボード仕様 ■

ええええっ?!当時東芝EMIの村田さんから依頼されてLMD-649の設計・製作をした私が全く初めて知る話。

そうか、YMO・アルファレコード関連の会社が作っていたのか。。。確かに自前の機材の方が良いだろう。

しかし雑誌にも掲載されていたのに今までどうして何も検索でヒットしなかったんだろう。アップルのケース風の画像は過去一度だけ出たが、検索条件が狭いのかその後見つからなかった。

まぁ連続性も交流も無い別な組織が独自のサンプラーを開発していた、というのは分かりづらいストーリーではある。

これはウィキペディアに独立した項目「オレンジ」が必要だろう。

カテゴリーLMD-649

「突然解けた「オレンジ」の謎 2019」への2件のフィードバック

  1. こんにちは、はじめまして。LMD-649の記事興味深く読ませていただきました。
    当時からついさっきまで、LMD-649とOrangeは関連するものだと思ってました。
    Orangeについては、立東社のロッキンf別冊「レコーディング百科」に、後継のOrange IIとOrange I-Turboについては「最新エフェクター百科」に記事が掲載されています。記事は松本浩之さんという方によるもので、詳細に書かれているので製作者だと思われます。住所まで記載されていて恐ろしい時代です。
    とりあえず引っ張り出してきた「最新~」によるとOrange Iは8ビットでappleに似たケースに入っていますが、IIは12ビット、V/Octの受信が可能で音程がつけられる、逆回転が可能。4~6Uのラックマウントケースで外観は全く別物です。

    1. コメントありがとうございます。
      たとえば2001年出版の「電子音楽 in JAPAN」田中雄二著 という大著でもp495の松武さんの発言とされる解説がLMD-649とOrangeⅠ,Ⅱ,Ⅲが混ぜこぜになっていますし。
      私自身がOrange-98ヤフオク出品の説明文を読んでやっとすっきりした位ですから、世間的に誤解が広まっているのも仕方ないでしょう。

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