である。私は計2日間見た。1日は中学の修学旅行で、もう1日は父親と往復夜行のバスツアー!で行った。
修学旅行では数人のグループに分かれて会場内を見て回ったのだが、偶然その日は会場に乗り入れている私鉄がストで止まり会場はとてもすいていた。「まぼろし万国博覧会」の年表を見ると「4月30日大手私鉄のストライキの影響で会場もがら空き」(注)とある。
行く前にグループでどのパビリオンを見て回るか計画を立てたのだが、予定のパビリオンは午前中で全部見終わってしまったほどだった。三井グループ館でコンパニオンに「今日来られたお客さんはラッキーです」と言われたのを覚えている。
もう一日と合わせて私が見たのを覚えているのは、テーマ館、三菱未来館、虹の塔(専売公社館)、鉄鋼館、コダック館、リコー館、エキスポタワー、ラテナマジカ劇場、ドイツ館、せんい館、電力館水上シアター、三井グループ館、日本庭園といったところ。あと小さなパビリオンもいくつか覗いたと思う。以下の画像は修学旅行の時にオリンパスペンで撮影したもの。会場内はすいていたとはいえモノレール車内はそこそこ混んでいる。鉄鋼館では音響シアターの現代音楽に乗せてレーザーが飛び、ドイツ館でもシュトックハウゼンが流れていた。三菱未来館では未来の技術の一つとして「ジェット機からミサイルを発射して台風を消滅させる技術」なるものを紹介していたが。。。それって「ストームライダー」じゃないか(笑)。
むちゃくちゃ面白い、というのが当時の私の印象である。もしこれが高校の修学旅行だったらもっと斜に構えていただろうし、もっと小さかったら理解できなかったろう。万博は私に大きな影響を与え、大学で映画学科(映像コース)を選ばせた。もし修学旅行の日が普通に混んでいてろくにパビリオンを見られなかったらどうなっていただろう。。。
(注)私が行ったのが4月30日か資料を探していたら修学旅行の集合写真が出てきた。万博会場前でとった写真には日付が無いが、びわ湖大橋・平安神宮・清水寺で撮った写真には5月1日と入っている。やはり4月30日だったのだ。
また、中学の卒業アルバムを見たら最後の方にニュース社が作った万博のページが4ページあり、見開きでオープン前と思われる会場の空撮画像があったので載せておく。クリックで拡大(サイズ注意1400*1000)。
2011年2月19日