LMD-649のその後 LINDAシステム 1984

「LMD-649の製作 1981」の最後にふれたが、Mさんがファンハウスに移られたあと製作されたのがLINDAシステムである。私はソフトウェアの作成でお手伝いすることになった。

どうしてLINDAという名前だったのかシステム構成がどうなっていたのか忘れていたのだが、雑誌記事が出てきた。サウンド&レコーディング・マガジン1984年8月号である。
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LINN DRUMをプレーヤーとして使用するのでLINDAだったのだ。
PC-9801からROMエミュレーターを介してリンドラムのROMコネクタに接続し、リンドラムから見るとROMだが実態はPC-9801で録音・加工・編集出来るRAMとなっている。
PC-9801側のA/D,D/Aは8ビット折れ線。リンドラムも8ビット折れ線だったのだろうか?
調べてみると初期型LM-1は8ビット、後期型LM-2が12ビットとなっていて、この雑誌画像はLM-2のように見える。とすると4ビットシフトして上位8ビットのみ使用していたのかもしれない。
ソフトウェアはPC-9801MS-DOS上のTurboPascalで開発したと思う。
エディタ環境がかなりカスタマイズでき使いやすかった。この後PC-9801のCRTのキャラクターを小さくして文字数、行数を増やすソフトウェアが出たのだが、簡単にカスタマイズ可能だった。
今回雑誌を発掘していたらボーランドから送られてきたTurboPascal V2.0発売のチラシとメールが出てきた。価格は$49.95となっており当時非常に安価だったことを思い出した。
borlandmailsmall.JPG
turbopascal2small.JPG

2012年1月10日

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