MiNT InstantKon RF70インスタントカメラをTecoBuyで買ってみた 2021

70年代後半、撮影後手でフィルムを引き出して(引き出し中現像液塗布)からフィルム面のシートを引き剝がすピールアパートタイプのポラロイドカメラを使ったのを最初に、折り畳み式一眼レフのSX70(フラッシュバー使用)やポラロイドスペクトラを使っていたがポラロイドフィルムが生産中止(今はいろいろ復活しているようだが)になりデジカメに移行したこともあり長い間インスタントカメラは使っていなかった。

先日偶然フジにチェキワイドなる画面サイズ62×46mmのインスタントフィルムがあるのを知り、つい物欲に駆られてしまった。フジのカメラはどうもいまいちだがLOMO製のチェキワイド用カメラがあり、いい感じだなと思って買ってみた。もちろんチープさは承知の上だったのだがやって来た実物は本当にチープで、そもそもファインダーがピンボケでよく見えないし付属のワイドコンバーターレンズも最初からわずかに曇っている。

で、何だか使う気を無くしてしまいここでやめておけばよかったのに他にカメラはないか探してしまったらすごく変なカメラがあった。チェキワイド用MiNT製InstantKon RF70である。

今時蛇腹式でピント合わせは距離計連動しかも二眼式(フレーミング用と測距用のファインダーが別!)。シャッターはフィルム巻き上げ(フィルム排出)と一切連動せず何回でも切れ、巻き上げレバーがフィルム排出スイッチとなっているという。。。 露出は絞り優先AE(マニュアル可)と唯一普通、非連動式露出計内蔵でないのが不思議なくらいである。

シャッターがオートのみのやや安いRF70_autoもあるがここはマニュアルシャッター付きRF70でしょうとMiNTミントカメラオンラインストア(日本の代理店)を見るとうーん¥121,000、メーカーサイトだと¥100,000、怪しさ満点のTecoBuyだと何と¥75,555。そして私は買ってみましたTecoBuyで(笑)。実はちゃんと届くという書き込みもあり半分賭けだったが、ちゃんと届いて梱包もまともで問題無し。7/3に注文し7/8に発送7/13に受け取り(7/12に1回目の配送あるも受け取れず)。UPSだが配送に来たのはヤマト(UPSの不在票で判明したが初回配達はUPSで再配達はヤマトになる)。

以下はとりあえず開封しての評価。

まずでかい。レンズを格納した状態で幅182mm、高さ122mm、厚み64mm。ボディはプラスチック製で高級感皆無。日本の代理店から12万で買ったらつらいものがある。フレーミング用ファインダーは悪くない印象。ブライトフレームが懐かしい。測距用ファインダーは二重像合致式だがぴたっと重なってくれない、精度は距離計長でカバーしてしまおうという考えだろうか。

レンズの引き出しはまず蓋を手で横に開き、次にレンズの上下にある中折れ式の斜めの筋交いがまっすぐになるよう両方パチンと伸ばす。レンズの格納はやや面倒で、まずレンズが他と干渉しないよう距離を無限遠にする。次にレンズ左横の横縞の入ったパーツを奥行方向に押すと上下のラッチが外れレンズが押し込めるようになるので蓋を押して閉める。

フレーミング用ファインダー直下にLEDがあり、シャッター半押しでAE範囲内なら緑、範囲外だと赤が点灯する。フィルムはISO800でシャッタースピード上限は1/500秒なので、晴天屋外ではNDフィルター必須だろう。専用NDフィルターセットと専用レンズフードを注文したがMiNTカメラオンラインストアで計¥22,000也。ところが考えてみるとこのカメラは外光式測光で、マニュアルに”Ambient light meter”と書かれているフレーミング用ファインダー横の丸い穴が測光窓だろう。カメラでISO設定は出来ないのでNDフィルターを取り付けてのAE撮影は出来ないことになる。

ということはNDフィルターを付けた撮影にはこの手の露出計必須? 結局非連動式露出計付カメラ? どんどん時代に逆行して楽しい(笑)。

実写レポートはそのうちに。

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