Polonium Cubeは電池とLEDコントローラーを内蔵した1面8*8=64個のフルカラーLED*6面のサイコロ型ガジェットキットである。
最初のリンクページ最下部の組み立て動画を最初に発見し、リンクページから購入してみた。各種LEDコントローラー・LEDを販売しているled-genialはドイツの会社で購入ページはドイツ語だけのようだ。
本体キット150.42ユーロ、DHL International36.80ユーロ、計187.22ユーロ。トラブルがあって(後述)、手にしたのは結局注文からひと月以上経った後。
組み立て動画が良くできているので気が引けるが組み立て中画像を載せる。
基板パーツは実装済み(LED面) プラモデルのようにランナーから切り離す LED裏面 この残った三角形パーツで基板同士を90°接続していく 基板を切り離した状態 1番基板 ここに2番基板を6Pコネクタを接続しつつ三角パーツの突起を基板の穴に差し込み組み立てていく 5,6番基板は両方とも半田付け固定し、これが最後の蓋になる 1,2,3番基板 1,2,3番基板にコントロール基盤を取り付ける 点灯パターンデータ用マイクロSDスロットと充電用USBコネクタが見える 反対側から見る 1,2,3番基板に4番基板を取り付ける 反対側から見る 3.7V 1500mAhリチウムイオンポリマーバッテリー バッテリーホルダー スペーサーの長さが足りずスペーサーをかませている バッテリーを取り付ける 最後の蓋となる5,6番基板 この5,6番基板を→ この空いた面に取り付けて完成
コントロール基板から出た6本のラインが6Pコネクタを経て1~6番基板を渡っていく配線になっている。1,2番基板にコントロール基板を取り付けるあたりから立体パズル化してくる。6Pコネクタはただ差し込むだけだし三角パーツも相手の基板穴に突起をはめ込むだけなので、最終的には金属スペーサーで基板同士をネジ止めして固定する構造。
基板を繋げていくと三角パーツの半田付け位置などの誤差が拡大していくので、組み立て説明書にも必要なら半田付けし直すようにとの指示がある。
マイクロSDカードにLED点灯パターンデータを書き込む。これはデモデータが用意してありダウンロードできる。その後点灯パターンデータを自作するためには無料のソフトが用意されているが、キューブの立体面を生かしたパターンデータを作成するのは大変そうだ。
ちなみに充電用USBコネクタはほとんど見かけることのなくなったMini USB Type-B。古い接続ケーブルがあって助かった。
キットを手にするためのトラブルはリチウムイオンポリマーバッテリーだった。最初の発送後DHLのトラッキングを見ていると、包装に問題があってメーカーに送り返されたりしながら20日以上経って日本に来て配達済みになったが物は届いていない。DHLが実は3社あって全く別会社(無連携)なことや、輸送トラブルはDHLではなく発送主に連絡することなど役に立つトラブルシュート・DHL使えないページ(笑)で学習してled-genialに連絡(メールは英文でOK)すると、何とまだ荷物はドイツにありリチウムイオンポリマーバッテリーが航空輸送できないからだという。そこでバッテリー抜きでキットを送ってもらいバッテリーはこちらで調達することにした。DHL!!!
これは別件で経験済みだったが、リチウムイオンバッテリー等は機器組み込み状態なら飛行機に載せられるがバッテリー単体では載せられないというルールである。まさかこのキット、輸出したことなかったのだろうか?