東京スカイライン ライブカメラ 1998-2000

1995年にURリバーシティ21新川に引っ越した。

部屋タイプ別の申し込みで抽選上位者から希望する階が選べた。私は6位くらいで「なるべく上の階」を選んだところ、最上階35階に住みことになった。
1998年、眺望を何か活かせないかと考えライブカメラサイトを作ることにした。このころはデジタルカメラもまだライブカメラに使えそうなものはなく、ビデオキャプチャーした画像を1時間おきにアップロードすることにした。ADSL登場以前でアナログ回線用モデムを使っていたと思う。
180度の眺望を生かすためなるべく解像度の高いパノラマライブカメラができないか考えた。ビデオカメラの広角化は全体の解像度が落ちることからあきらめて、キヤノンのVC-C3を使うことにした。このカメラはPCからリモートでパン・チルト・ズームなどが行えたので、パンしながら3方向を撮影しつなげてパノラマ化することにした。
また、なるべく高解像度でキャプチャーするためPLAY社製のSNAPPYというパラレルポート接続のキャプチャーユニットを使用した。SNAPPYは複数フィールドを取り込んで演算、高解像度化することができた。ただインターレス補正まではできなかったので早く動く雲などは走査線ずれが発生した。
ホームページのパノラマ画像夜景はこちら) は、銀塩一眼レフで撮影したものをコダックのPhotoCD化サービスでデジタル化してパノラマ作成ソフトで合成したものである。このJPGは1998年1月のタイムスタンプになっており、昼間の画像の右端近くに1997年末に破綻した山一証券ビルの看板が写っている。
1998年の春ころにはスタートしたと思うがギャラリーとして残っているのは1998年9月からで、パン方式のパノラマライブが始まったのは1999年の5月からである。VC-C3は最初から使っていたが3方向パン撮影は後で思いついたのかもしれない。そしてそれ用の防雨ケースを作ったりPCソフトを変更したりするのに時間がかかっていたのだろう。
このライブカメラは2000年8月に近くのURリバーシティ21イーストタワーズIIへの引っ越しに伴い終了することになり、次の「大川端スカイライン」へ続いていくことになる。