ミノルタ 16 MG-Sとミノルタ 16 QTのカタログ 1972頃

独自の16mmフィルムマガジンを使用する超小型カメラミノルタMINOLTA 16 MG-SミノルタMINOLTA 16 QTのカタログ。カタログは同じフォーマットで作られ同じモデルの同シーン別カットが掲載されていることから同時に発行されたようで、ミノルタ 16 QTが1972年発売なので1972年頃とした。しかしこちらのページではミノルタ 16 MG-Sは16 QTが出て販売終了となっており、この2つのカタログ間には時間差があったのかもしれない。

 

一眼レフに日付を入れるアダプター Dia デートナー DATENAR のパンフレット 1976

一眼レフカメラのレンズ前面に取り付けてフィルムに日付を写し込むアダプター。1970年に初めてデート機能を搭載したコンパクトカメラ キヤノデートEが発売されたが、一眼レフのデート機能は1976年発売のニコンF2データか、同じく1976年発売のキヤノンAE-1データバックA(発売年不詳)まで多分無かった時代。このパンフレットには発行年が記載されていないが、フィルムに写し込む日付のサンプルが「08 6 76」になっているので1976年と推測した。

何と実物をコレクションされている方がおられた!

レンズから写し込む?日付のピントは?と考えてしまうが心配ご無用、デートナーには日付用のピント調整つまみが付いている。パンフレットでも説明されていてまず被写体にピントを合わせた後、日付のピントを合わせるのだ。そう、だからこそ一眼レフでなければ実現できないアイデアだった訳。いったい何台売れたのだろう?

キヤノン Canon 110ED のカタログ 1975

Canon 110EDのカタログ。1982年頃、中古で買ってみた。残念ながらプリント画質が良くなくてほとんど使わなかった。このカメラのレンズを取り外し改造してマイクロフォーサーズのミラーレス一眼に取り付けるWeb記事では綺麗に撮れているので、やはりフィルムサイズとプリントの問題だったのだろう。

ポラビジョン Polavision カタログ 1978

ポラビジョンのカタログをやっと発掘した。アメリカで発売されたのは1977年だがこのカタログには昭和53年10月1日と記載されているので、日本で発売されたのは1978年だったのだろう。

もしポラビジョンに音声も入って、ポラビジョンプレーヤーの光学系を切り替えると壁面投影も出来て、フォトテープカセットが簡単に開けられて既存のサウンド8mm映写機でそのまま上映可能だったら。。。

てっきり同時期に出たと思っていたポラクローム(35mmインスタントリバーサルフィルム)はこちらによれば1983年発売で2002年までは製造されていたとのこと。

Polavision Home Movies by Polaroid with Danny Kaye

SONY GV-D200で8mmビデオをデジタル化してみた 2022

概要

SONY GV-D200ポータブルビデオレコーダーのDV端子とWindows10パソコンに取り付けたIEEE 1394ボードをケーブルで接続し、PowerDirector 365で8mmビデオをデジタル化した。

問題点(1) 取り込もうとすると数秒でビデオレコーダーが停止してしまう → PowerDirector 365の設定変更で解決した

問題点(2) 複数の8mmカセットを再生していたら(画面が黒いままで)再生できなくなってしまった → クリーニングカセット使用で解決した

問題無かった点 他のWebページで指摘されているIEEE 1394ドライバーの問題は無く、IEEE 1394ボードをパソコンに取り付けた時に自動インストールされたドライバーのままで使用できた。

昔、8mmビデオカメラ8mmビデオデッキで録画した8mmビデオカセットを再生しデジタル(動画)化しようと考えた。業者に依頼するのが最も簡単だがラベルも記入していないような8mmカセットが沢山あり、まず自分で視聴しなければ始まらない。

8mmビデオデッキはすでに手元に無いので調べてみると生産終了した最新機種はSONY GV-D200GV-D800(液晶モニター付き)であり、これらの製品のレンタルも行われている。正確に言えばこれらはデジタル8用録画再生機であり、ビデオ8、Hi8カセットは再生のみ可能。が、デジタル8機種である大きなメリットがありなんとビデオ8、Hi8カセットがDV端子(i.Link、IEEE 1394)からデジタル再生可能なのである。これならコンポジットビデオをキャプチャーするより画質が良さそうだ。ここではDV・i.Link・IEEE 1394どれも1つの同じデジタル信号を意味する。

このWebページでWindows10パソコンにIEEE 1394ボードを取り付けDV信号を取り込む方法が紹介されていたのでやってみることにした。

まずSONY GV-D200の中古品を¥74,800で購入。レンタルでは日数が限られ厳しく、ならば中古品を買ってデジタル化が終了したらレンタル2回分くらい安くしてメルカリで売った方が良いと考えた。IEEE 1394ボードはAmazonで安かったこれ、取り込み・デジタル化ソフトウェアはPowerDirector 365を購入。使っているパソコンはWindows10上でWindows11アップグレード可能と表示されるi7CPUマシン。

パソコンにIEEE 1394ボードを取り付け、PowerDirector 365をインストール。GV-D200の4ピンDVコネクタとIEEE 1394ボードの6ピンコネクタをケーブルで接続。電源オン一発でパソコンからDVデッキを認識してくれた。デバイスマネージャーで表示されたものがこれ(一部表示)。

PowerDirector 365から「取り込み」画面へ行き画面の再生ボタンを押すと見事取り込み再生が出来た!と思ったがなぜか数秒で勝手に停止してしまう。取り込み録画でも同様に停止してしまう。これは参考にしたページ他のページでも指摘されているIEEE 1394ボードのドライバー問題なのかと思ったがそうではなかった。PowerDirector 365の「編集」「基本設定」「取り込み」内の「DVパラメーター」で「テープに長いブランクがある場合、取り込みを自動停止する」のチェックマークを外したら問題解決。やれやれ。

取り込み時GV-D200の操作はPowerDirector 365の画面上ボタンから行え(DV-D200には触る必要が無く)大変便利である。

ところが手当たり次第に古い8mmカセットを再生していたら画面が黒くなり、未録画だったかなと元のカセットに戻しても再生できなくなってしまった。ちょっと青くなったが持っていたクリーニングカセットSONY CLEANING CASSETTE V8-25CLHを使用したら復活、問題なく再生できるようになった。古いカセットにはテープが劣化しヘッドを汚してしまうものがあるようだ。古い8mmカセットのデジタル化にはクリーニングカセット必須である。

MiNT InstantKon RF70インスタントカメラを修理で香港に送ってみた 2021

7月にTecoBuyで買ったMint InstantKon RF70インスタントカメラだったが、ほとんど使わないうちに壊れてしまった。レンズを固定するため上下の筋交いを伸ばし切ったところでパチンと嵌まるレンズ上下金具のピンの下側のピンが外れてしまい、レンズが正しい位置に固定できなくなってしまったのだ。

外れてしまったピンとワッシャー

ネジが外れたのなら入れ直せばよいのだが、圧入かカシメて止めてあったようで元には戻せない状態だった。

7月に購入後、メーカーサイトに登録し5年保証となっていたので早速メールを送ってみた。以下修理の流れをまとめてみる。

10/13 画像を添付しinfo@mint-camera.comに問い合わせる。

10/13 その日のうちに返信があり「修理担当とユーザーサイドで直せるかどうか話をして返信する」とのこと。

10/14 「残念ながらあなた自身では直せないので修理のため送ってほしい」とのことで修理登録ページに登録する。

10/17 修理の発送先(MiNT Factory Space)を知らせるメールが来る。修理内容や返送先が書かれたこのメールをプリントし修理品と一緒に送ってほしいとのこと。発送先住所は香港。ストリートビューで見ると以下のビル。

10/18 郵便局からEMS国際スピード郵便で発送する。返送品・有償/無償 無償・単価¥100,000、包装込みで1.5kg弱、保険料¥200含めて送料¥2,900也。

10/20 カメラ到着と点検待ちを知らせるメールが来る。

11/2 カメラの発送とトラッキングナンバーを知らせるメールが来る。

11/8 日本郵便で配送される。

矢印のピンが元に戻っている

発送から21日で戻ってきて、保証期間内のためかかった費用は送料のみ。海外に送ったことを考えれば十分満足な対応である。

既にTecoBuyは日本での営業を止めてしまったので、これから新品を購入するにはメーカーサイト(海外)か日本の代理店かということになる。カメラ本体にNDフィルター3種とレンズフードを合わせて、海外サイトではInstantKon RF70 Starter Packageとして¥107,300、国内代理店だと別売合計¥143,000になる。今回の良い海外対応を考えると、どうしても日本語が使いたいという方を別にして国内で修理可能であるとか何か明らかなメリットがないと(応援はしたいけど)国内代理店から買う理由が?である。

MiNT InstantKon RF70インスタントカメラをTecoBuyで買ってみた 2021

70年代後半、撮影後手でフィルムを引き出して(引き出し中現像液塗布)からフィルム面のシートを引き剝がすピールアパートタイプのポラロイドカメラを使ったのを最初に、折り畳み式一眼レフのSX70(フラッシュバー使用)やポラロイドスペクトラを使っていたがポラロイドフィルムが生産中止(今はいろいろ復活しているようだが)になりデジカメに移行したこともあり長い間インスタントカメラは使っていなかった。

先日偶然フジにチェキワイドなる画面サイズ62×46mmのインスタントフィルムがあるのを知り、つい物欲に駆られてしまった。フジのカメラはどうもいまいちだがLOMO製のチェキワイド用カメラがあり、いい感じだなと思って買ってみた。もちろんチープさは承知の上だったのだがやって来た実物は本当にチープで、そもそもファインダーがピンボケでよく見えないし付属のワイドコンバーターレンズも最初からわずかに曇っている。

で、何だか使う気を無くしてしまいここでやめておけばよかったのに他にカメラはないか探してしまったらすごく変なカメラがあった。チェキワイド用MiNT製InstantKon RF70である。

今時蛇腹式でピント合わせは距離計連動しかも二眼式(フレーミング用と測距用のファインダーが別!)。シャッターはフィルム巻き上げ(フィルム排出)と一切連動せず何回でも切れ、巻き上げレバーがフィルム排出スイッチとなっているという。。。 露出は絞り優先AE(マニュアル可)と唯一普通、非連動式露出計内蔵でないのが不思議なくらいである。

シャッターがオートのみのやや安いRF70_autoもあるがここはマニュアルシャッター付きRF70でしょうとMiNTミントカメラオンラインストア(日本の代理店)を見るとうーん¥121,000、メーカーサイトだと¥100,000、怪しさ満点のTecoBuyだと何と¥75,555。そして私は買ってみましたTecoBuyで(笑)。実はちゃんと届くという書き込みもあり半分賭けだったが、ちゃんと届いて梱包もまともで問題無し。7/3に注文し7/8に発送7/13に受け取り(7/12に1回目の配送あるも受け取れず)。UPSだが配送に来たのはヤマト(UPSの不在票で判明したが初回配達はUPSで再配達はヤマトになる)。

以下はとりあえず開封しての評価。

まずでかい。レンズを格納した状態で幅182mm、高さ122mm、厚み64mm。ボディはプラスチック製で高級感皆無。日本の代理店から12万で買ったらつらいものがある。フレーミング用ファインダーは悪くない印象。ブライトフレームが懐かしい。測距用ファインダーは二重像合致式だがぴたっと重なってくれない、精度は距離計長でカバーしてしまおうという考えだろうか。

レンズの引き出しはまず蓋を手で横に開き、次にレンズの上下にある中折れ式の斜めの筋交いがまっすぐになるよう両方パチンと伸ばす。レンズの格納はやや面倒で、まずレンズが他と干渉しないよう距離を無限遠にする。次にレンズ左横の横縞の入ったパーツを奥行方向に押すと上下のラッチが外れレンズが押し込めるようになるので蓋を押して閉める。

フレーミング用ファインダー直下にLEDがあり、シャッター半押しでAE範囲内なら緑、範囲外だと赤が点灯する。フィルムはISO800でシャッタースピード上限は1/500秒なので、晴天屋外ではNDフィルター必須だろう。専用NDフィルターセットと専用レンズフードを注文したがMiNTカメラオンラインストアで計¥22,000也。ところが考えてみるとこのカメラは外光式測光で、マニュアルに”Ambient light meter”と書かれているフレーミング用ファインダー横の丸い穴が測光窓だろう。カメラでISO設定は出来ないのでNDフィルターを取り付けてのAE撮影は出来ないことになる。

ということはNDフィルターを付けた撮影にはこの手の露出計必須? 結局非連動式露出計付カメラ? どんどん時代に逆行して楽しい(笑)。

実写レポートはそのうちに。

Echo Show 5でBluetoothスピーカーGeneva Touring XSを鳴らす 2020


小型で高音質のBluetoothスピーカーを探し、 2020年2月にAmazonでGeneva Touring XSを購入した。radikoが使えるようになってからは専らWifi経由でラジオを聴くようになり、スマホから鳴らせるスピーカーが欲しかったから。小型だがズッシリとしておりカメラボディーの様な仕上げでOn/Offスイッチ兼音量つまみだけのシンプルデザイン。鳴らすとサイズからは想像できない大音量高音質で文句なし。片手で部屋の中を持って歩けて便利。

と、スピーカーには満足していたのだが、自分のスマホのradikoが毎回起動に1分半もかかり何かもっと手っ取り早く聴けないかと思っていたところ、Amazon Echo Show 5がradiko、Apple Music共に対応していてBluetoothスピーカーも鳴らせてしかも2020年5月頭に¥5,980のバーゲンプライスだったので思わず購入。

まずEcho Show 5単体で¥5,980 のタイマー付きラジオ(radiko)として文句のない音質だった(現在の¥9,980だとちょっと微妙か)。radikoも待つことなく再生でき問題なし、ただし音楽を聴くとなると不満な音質である。

Touring XSとペアリング後はTouring XS をOnするだけで毎回問題なく接続できて使い勝手は良い。が、無音が続くとTouring XS が自動Offとなりそのままでは復活せずTouring XS の音量つまみをOff->Onしなくてはならない。

音楽再生はここ10年以上iTunesとインターネットラジオしか使用せず、聴きたいCDは全部PCでリッピングしてCDも使わなくなってしまった。またApple Musicが開始されてからはずっと利用している。自宅、スマホ、仕事場とiCloudライブラリで共用出来るので便利この上ない。しかしApple製ハードは何も持っておらずWindows10PCとAndroidスマホだけでiTunesを利用している。

さてEcho Show 5上でのApple Musicの使い勝手だが、当初Apple Music内の楽曲だけしか再生できないのかと不便に感じていた。が、ストアで購入した楽曲やCDからリッピングした楽曲でもiCloudライブラリにあればプレイリストを作成することで再生できることが分かり一安心。ただ原則的にはそうでも他の方も指摘されているようにプレイリストの名前をAlexaが聞き取れないことがあり、Alexaが聞き取れる名前にする必要がある。

未だ他の機能を含め使いこなしているとは言えないが、radikoのタイムフリー機能が使えないことを除き音声指示でパッと高音質で聴けて満足である。

自宅にWifi環境があるなら、Echo Show 5は ¥9,980 に戻ってしまったが Touring XS をアウトレットで買えば ¥12,300なので計 ¥ 22,280(送料別)。なかなか悪くないと思う。

BOSE SoundDock 10を外付けBluetoothレシーバーで鳴らす 2020

以前投稿したBOSE SoundDock® digital music systemの改造ブログの注目度が高く感謝している。

と言いつつ何となく申し訳ないのだが、2019年5月からBOSE SoundDock 10を使用している。当時中古で¥25,000。
Bluetooth dock が付属しており試しにBluetooth接続で鳴らしてみるとこれがひどい音。こんなはずないだろうという、何というかスカスカな音に驚き以前のAUXケーブル接続 に戻すとまともな音になって一安心。

古いバージョンのBluetooth接続の問題なのかこの個体だけの問題なのかは分からない。

その後PCのスピーカー出力端子からのケーブル接続で使っていたがケーブルを椅子のキャスターに引っ掛けて断線させてしまい、2020年1月に良さげなBluetoothトランスミッター・レシーバーをAmazonで購入し交換してみた。

トランスミッターはUSBポート直挿しタイプで、レシーバーは充電式でないUSB給電タイプ。トランスミッターはメーカー名は異なるが中国製のこれで、レシーバー(やはり中国製、トランスミッター両用)は既にAmazonに見当たらない。共にBluetooth5.0で aptX対応。

トランスミッター、レシーバー共にアンテナが付属し、直線距離で10m位離れているが全く問題なし。

ケーブル接続からBluetooth接続に変更後の音質は、高域が伸びて音像の定位がしゃっきりした感じである。10m以上のケーブルで音質が劣化していたのだろう。今はレシーバーからのラスト40cmだけアナログケーブルとなっている。

SoundDock 10はアンプラグドでシンプルな楽器構成なほどそれぞれの音が際立つ印象だ。
BOSE Wave SoundTouch music systemのCM文章内で故羽田健太郎氏が、BOSEでピアノを聴いていると その室内に入ってきた人がてっきり羽田氏が実際にピアノを弾いているのだろうと勘違いしていて驚く、というのがあったがこのスピーカーもこのようなアルバムの音量を上げるとピアノが見えてくる。