今や縁結びのご利益でTVドラマにまで登場するようになった東京台東区今戸の今戸神社。
今戸神社の境内にはその昔神社経営の今戸幼稚園があり、私はそこに通っていた。卒業アルバムには「昭和三十七年三月 第六回 そつぎようきねん」とあるので最初の卒業生は昭和三十二年で、その子たちが2年保育だったとすると幼稚園ができたのは昭和三十年ということになる。
当時浅草、花川戸、今戸のあたりは皮革、靴、履物関連の町工場、問屋、メーカーなどのおそらく全盛期で、私の父は靴の木型職人だったし小学校にも家が店や問屋や町工場の同級生が多く、なかには鼻緒問屋の息子という渋い家業の子もいた。働く若い世代が多く子供もたくさんいたのである。
アルバム写真を見ると境内のかなりの面積を占めていたことが分かる。アルバム内の建物写真とストリートビューを比較してみると、
正門は今でも残る。
園庭のイチョウの木が現在絵馬に囲まれている。幼稚園の柵の角がストリートビュー石畳通路の角と思われる。
以下卒業アルバム、先生方の顔写真ページとクラス別ページ(2クラス)は不掲載。
最後の写真ページに京成谷津遊園への遠足写真がある。潮干狩りの最中雷雨となりあわてて陸へ引き返したのを覚えている。ちなみに園長先生と先生方が仲良く写る写真の背景は谷津遊園の海上コースター。
しかし我ながら昔の子供たちだ(笑)。そりゃあ58年前だもの。
自己レスです。
このブログを書いた後今戸神社について検索していたら、園長先生が2013年に91歳で亡くなられていたことが分かりました。https://ameblo.jp/brotherhood-asakusa/entry-11455691798.html
この卒業アルバム当時40歳でいらしたんですね。いつも穏やかで優しい印象の園長先生でしたが、幼稚園設立当時は30代半ば。空襲で焼け野原になってたった10年後くらいですから、よく幼稚園を設立されたものだと思います。
非常に、懐かしい写真、僕も今戸幼稚園を卒園しまして石浜小学校入学しました僕は1958年に今戸幼稚園を卒園しました右の女性の先生西村先生かな真ん中の園長先生かな今戸神社で宮司をされてたような記憶があります、本当に懐かしい写真有難うございます
コメントありがとうございます。園長先生が宮司さんでもありました。
右はよしざわ先生ですね。
非常になつかしいです。私は1974年3月卒園なので、掲載されている写真よりかなりあとになりますが、園の建物やブランコ、滑り台などは、私がいたころと変わっていないようです。当然庭の銀杏の大木も。やはり園長先生がお若いですね。神社の建物は私のころはすでに今と同じものになっていたので、いつごろ建て替えたのでしょうね。遠足は千葉方面にサツマイモを掘りに行った記憶があります。なぜか運動会の記憶はありません。年長組の夏に園で1泊するお泊り会があったのが印象に残っています。
私もこの年の卒園です。懐かしいです。このアルバム、我が家または実家のどこかにあるはずです。捨てるはずはないので。２年保育の２年目に西村先生にご担任いただきました。在園途中にお名前がヨシザワ先生に変わった記憶があります。 園長先生は、私の七五三の時は神主さん、幼稚園では園長先生、小学校に進んだのちは、習字の先生、でした。先生にいただいた墨を今でも使っています。めったに墨をすることもないので今でも使えます。卒園記念写真の場所には、階段があり、そこでよく遊んだ記憶があります。この卒園写真は２クラス合同だろうと思います。２年保育の２年目と１年保育のクラスでしょうね。今戸幼稚園がなくなったこと、残念です。１０年くらい前だったかに職場の有志とともに「下町探訪会」と称して、観音様・聖天様・お酉様等を歩きました。私の案内で。今戸神社にも通りかかり、ここが私の幼稚園、と言おうとしたとき、絶句してしまいました。幼稚園なくなってて、神社の境内が更地として拡がっていました。
このページのオーナー、どなただかほぼ推定できます。お名前を出すのは控えますが。
今戸幼稚園時代はアルバムの遠足や運動会以外に、熱海城に行って泊まったことと、都電を貸し切って今戸から浜離宮まで直通で行った記憶があります。都電の貸し切りは小学校低学年の出来事だったかも知れません。熱海城が建てられたのは1959年とのことで、当時新しい観光スポットであり宿泊も出来たのでしょう。広い畳の部屋と夜中に蚊に刺されまくった思い出があります。